豪兵、アフガニスタンで非戦闘死

    残留特別部隊員、管理棟で銃創  7月2日、豪国防軍最高司令官マーク・ビンスキン空将が、「アフガニスタンの基地に残っている豪国防軍特主部隊員1人が非戦闘死した」と発表し、部隊員の家族に哀悼の意を表した。家族の要請により、死亡した部隊員名は発表されていない。  ビンスキン空将によると、特殊部隊はアフガニスタン治安部隊の指導などのために残っているもので、亡くなった隊員は基地管理棟で銃創を受けて倒れている...

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    「タミル難民、スリランカ海軍に引き渡し」

    情報に保守政権相変わらずの緘黙  保守連合連邦政権は民主政体としては非常に奇妙な硬直した専横政治が続いている。特に難民船問題ではスコット・モリソン移民相が、「海上作戦上の機密事項」の口実で完全に情報を国民からシャットアウトしている。  先週、クリスマス島付近にスリランカ北部のタミル人難民希望者153人を載せた船が近づいており、オイル漏れで漂流寸前にあるという情報が報道され、クリスマス島の住民も海軍...

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    「難民船渡来はない」とモリソン移民相

    「2隻クリスマス島付近に」の証言多数  国内難民支援団体が、衛星電話でクリスマス島付近の海上を航行する難民船の船客と連絡を取り合ったという報道があり、また、クリスマス島住民が、海軍艦船将兵が夜中に忙しく準備しており、翌朝には艦船の姿が港から消えていたという報告も伝えられていた。  しかし、スコット・モリソン移民相は報道陣に対して、「難民船渡来はない。何も話すことはない」と断言しており、報道と政府発...

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    UNESCO、豪世界遺産縮小却下

    アボット政権、10分で門前払い同様  国内では貴族的な専断政治を続けているトニー・アボット保守連合政権だが、さすがに国際機関には勝てず、林業鉱業開発を狙ってUNESCOに申請していた世界自然遺産地域の縮小はわずか10分の審議で却下された。  問題の地域はTAS島中央部のアッパー・フロレンタイン・バレーとバトラーズ・ゴージ地域で、世界自然遺産に登録されているが、先の外遊でもアボット首相が行く先々で宣...

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    早すぎた「アラブの春」の評価

    アル・ジャジーラ記者に7年の懲役  エジプトの反ムバラク政権運動は女性ジャーナリストが群衆からセクハラ、果ては強姦されたりとの報道が続き、男性ジャーナリストも暴行を受けたり、不当逮捕されたりしたことが伝えられ、西側諸国が「アラブの春」ともてはやしていた頃からすでに暗い先行きが予感されていた。その後、軍政に入り、ムバラク裁判は終始公正明大にはほど遠かった。2012年にはムスリム同胞団が政権を握ったが...

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    農村自由党議員、司法長官を批判

    「イスラエルの占領表現は不適切」に  エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地になっており、現在は西と東に分割して西エルサレムをイスラエル領、東エルサレムをパレスチナ領としているが現実には東エルサレムもイスラエルに占領されている。しかし、世界的な傾向に反して、保守連合のジョージ・ブランディス司法長官が、「東エルサレムがイスラエルに占領されているという表現は一方的すぎる」として、公文書から...

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    馬肉、ヨーロッパ輸出に証明書不備

    畜産馬生産者証明書なしで出荷  オーストラリアからヨーロッパに輸出されている人間消費用の馬肉がヨーロッパの厳しい食肉基準を満たしていないとしてヨーロッパから苦情が入ったため、豪農業省が調査を始めている。  この苦情は欧州委員会に出されたもので、EUが豪農業省に対して馬匹畜産業界のこの問題が善処されるよう求めてから2年を経て出されたと報じられている。問題は特にVIC州北部のエチュカ家畜売り場で取引さ...

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    労働党の「難民受け入れ増加」拒否

    モリソン移民相、難民に強硬政策  国連難民高等弁務官(UNHCR)は、現在、自分の土地を追われ、難民キャンプなどで暮らしている人口は世界中で5,100万人に達し、第二次世界大戦後最大の数字になっていると発表した。これを受けて「オーストラリアは難民受け入れ枠を増やすべきではないか」とする野党労働党に対して、スコット・モリソン移民相は難民枠拡大を拒否した。  UNHCRでは、「シリア内戦が長期化してい...

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    「駐イラク豪大使観警護に部隊派遣」

    米英豪主導イラク侵攻の破綻続く  サダム・フセイン独裁政権は北部のクルド人、中部のイスラム教スンナ派アラブ人、南部のイスラム教シーア派アラブ人という民族・宗教対立を抑えてイラクをまとめていた。このような国内対立の種は、イギリス、フランスなどヨーロッパ植民地主義が地元民の民族や宗教の領域と無関係に国境線引きしたことにある。アフリカ諸国の悲惨な内乱も原因はほとんどがヨーロッパ植民地主義による国境線引き...

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    フィジー、オーストラリア名指しで批判

    「気候変動の元凶が島国見殺し」   6月19日、フィジー暫定政権のフランク・バイニマラマ首相が、「世界各国が気候変動に対処しようとせず、太平洋島嶼国を波に沈むままに見殺しにしようとしている」と世界の先進国などを批判している。  太平洋諸島国開発フォーラム(PIDF)の席で、バイニマラマ首相はオーストラリアを名指し、「太平洋諸島国の間にはオーストラリアの気候変動無策に落胆と失望が広がっている。キリバ...

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