豪兵、NZマウント・クックで遭難死

    訓練中に30mのクレバスに落ちる  7月16日、ニュージーランド南島の同国最高峰アオラキ(マウント・クック)でサバイバル訓練中のオーストラリア兵(44)がクレバスに転落、死亡した。  同日午後零時18分、麓の緊急救援当局に連絡が入り、麓のマウント・クック・ビレッジのアルプス救助隊が現場に向かった。豪兵の遺体がクレバスから回収され、マウント・クック緊急救援センターに空輸された。豪国防省は、兵士の死亡...

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    イスラエル軍、ガザに連日の猛攻撃

    ガザ在住豪人の避難脱出政府手配  3人のイスラエル人少年が殺害され、捜査のため、イスラエル警察と軍がガザに入り、100人を超える「容疑者」を逮捕し、パレスチナ人5人を殺害した。さらに、3人の死体が発見された直後にはパレスチナ人少年が生きたまま焼き殺されるという凄惨な報復事件が起き、パレスチナ人の若者の抗議暴動が発展、ガザからイスラエル領に向けてロケット弾が発射されるとイスラエル軍が報復のミサイル攻...

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    ジョリー、ナウル難民収容所訪問決まる

    「ナウルの問題」とモリソン移民相  6月に開かれていた「紛争下での性的暴力撲滅サミット」において、バロン・ワカ・ナウル大統領が、映画スターのアンジェリーナ・ジョリーさんをナウルに招待した。ジョリーさんは招待を承諾し、ナウルを訪問し、豪領外難民収容センターを視察することが決まった。  同サミットは、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)特別大使を務めているジョリーさんが開会を宣言しており、ジョリ...

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    国連、上院で難民船所在追及できず

    連邦政府、一貫して答をはぐらかす  トニー・アボット首相とスコット・モリソン移民相は、国民の過半数の支持を背景に強硬な難民希望者政策を進めており、国内の少数派国民、国際人権団体、国連難民高等弁務官事務所からの批判に対して完全に耳を塞ぐ状態が続いており、現場で難民希望者と直接接触する職員からも情報が漏れてこない。今月に入ってスリランカからのタミル人難民をスリランカに強制送還したことに対しては国内有名...

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    「政府は日本を中国の前に置きすぎ」

    連邦政界、野党労働党が政府批判  日本と中国との緊張関係がオーストラリアの連邦レベルにも波及している。  トニー・アボット首相は、「日本が最大の友邦」と強調しており、捕鯨問題については与党保守連合も野党労働党も、「日豪両国は意見の違いを違いとしてはっきり言い合えるほど緊密な関係」としている。また、安倍首相が訪豪し、連邦議会で上下院議員を前に演説、両国関係、特に新たに浮かび上がってきた防衛協力関係に...

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    「日本の消費者が勝者」商工会議所

    豪NZ食肉畜産業者消費増を期待  安倍首相とアボット首相とが日豪自由貿易協定(FTA)に署名したことで、オーストラリアやニュージーランドの食肉や米の貿易障壁が下がることが見込まれており、オーストラリア・ニュージーランド商工会議所は、「この協定の利益を受けるのは日本の消費者」と語っており、同時に生産者の出荷価格が上がることを期待している。  同商工会議所のメラニー・ブロック会頭はオーストラリア食肉畜...

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    安倍首相、連邦議会下院で演説

    署名で自由貿易協定発効に  7月8日、キャンベラのオーストラリア連邦議会下院に上下院議員を集め、安倍晋三首相が演説を行った。  (注:この記事はオーストラリア国内の報道を概訳したものであり、安倍首相の演説内容は公式の日本文とは異なる)  安倍首相は、両国の新経済協定、軍事協定をラグビーのスクラムに喩え、共に手を携えて限りなく前進しようと語った。安倍首相は、第二次世界大戦中に日本軍と戦って倒れ、ある...

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    「排出権は直接行動より経済的」

    気候変動問題局が政府に答申  トニー・アボット保守連合連邦政権が廃止を決めている「気候変動問題局(CCA)」が、連邦政府に報告書を提出し、「従来の気候変動政策に基づいて海外の炭素排出権を購入する方が、保守連合政権の直接行動政策よりも経済的」と勧告している。しかし、保守連合はイデオロギーで動き、科学的なデータ分析に基づく政策決定を避けると見られている。  同局最後の報告書は、「国内だけを対象とする直...

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    安倍日本国首相、NZ経由で訪豪

    議会で演説予定、自由貿易協定など  7月7日、ニュージーランドを訪問した安倍晋三は、ジョン・キーNZ首相と会談した後、クライストチャーチの震災犠牲者を追悼した後、キャンベラ入りした。8日には連邦議会両院議員の前で演説する予定。  労働党政権下ではケビン・ラッド前首相が外交官時代に中国に駐在し、中国語も話せることも手伝い、また、中国との貿易額が日本を追い越したことなどから、豪中関係が強調され、相対的...

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    「スリランカは人権問題で前進」と首相

    タミル難民船をスリランカに引き渡しか  スリランカは北部タミル人独立運動が事実上敗北し、政府との間に和睦が結ばれたが、それ以後もスリランカ政府によるタミル人迫害の容疑は薄れておらず、欧米のいくつかの国が、国際機関によるスリランカの人権侵害調査を要求している。しかし、トニー・アボット保守連合政権は一貫してスリランカ政府を擁護、その人権問題の前進を賞賛してきた。  タミル系難民希望者を載せた船2隻がク...

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