国内の接種年齢制限で大量の余剰ワクチン発生
4月9日、オーストラリア連邦政府は、VIC州メルボルン市のCSL社でライセンス生産しているアストラゼネカ・ワクチンをパプア・ニューギニア(PNG)、チモール・レステなどの太平洋のメラネシア諸国に寄付する計画を明らかにした。
ABC放送(電子版)が伝えた。
連邦政府は、4月10日より同ワクチンを毎週1万用量メラネシア地域に出荷する計画を発表している。...
50歳未満のアストラゼネカ・ワクチン不使用勧告に
4月8日、医学専門家パネルのAustralian Technical Advisory Group on Immunisation (ATAGI)が連邦政府に、「アストラゼネカ・ワクチンは50歳未満には使わないよう」勧告したため、国内のコロナウイルス予防接種のほとんどを同ワクチンに頼る予定だった全国接種プログラムが大きく見直しを迫られている。
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アストラゼネカ・ワクチンで中年以下の血栓警戒
アストラゼネカ・ワクチン接種後に血栓症を発症したというケースがヨーロッパで広まり、10を超える国が同ワクチン接種を中止するなどの報道が続いていたが、オーストラリアでもメルボルン都市圏で40代の男性が重篤な血栓症でICUでの治療を受けている。事態を重く見た連邦政府は、4月8日には、「50歳未満の国民にはファイザー・ワクチンを接種するよう勧める」と発表し...
州のコロナウイルス・ワクチン接種の半数を引き受け
4月7日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府がシドニー都市圏インナーウェストのホームブッシュに大規模なコロナウイルス・ワクチン接種施設(ハブ)を設立する計画を建てていると伝えた。
NSW州政府は州人口の半数をこのハブで引き受けるとしている。
連邦政府は「EUがアストラゼネカ・ワクチンの輸出を停止したため、入荷が遅れており、接種も遅れている」...
4人に1人は仕事を休んで休養の必要感じる
国内のアストラゼネカ・ワクチン接種後約50%の人が軽度の副反応を体験している。また、1回目の接種後、25%程度が仕事や学校、家事を休んで休養する必要を感じたとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
このデータは、全国予防接種監視システムのAusVaxSafetyが集計しているデータで、接種後の軽度で短期間の発熱、頭痛...
4月18日より両国間で14日間隔離免除自由往来
4月6日、ジャシンダ・アーダーン・ニュージーランド(NZ)首相は、「4月18日より豪NZ間の双方向で2週間の隔離を免除するトランス・タスマン・トラベル・バブル制度を実施する」と発表した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
2020年10月以来、どちらかの国でコロナウイルス・クラスターが発生した場合を除いて、NZから豪...
アーダーンNZ首相が4月6日に発表予定
タスマン海を挟むオーストラリアとニュージーランド(NZ)の間で14日間のホテル隔離を免除される人的な相互航空交通、トランス・タスマン・トラベル・バブルはこれまでも双方でクラスターが発生する度に中断されながら続いてきた。また、NZからオーストラリアへの入国はホテル隔離が猶予されながら、逆方向にはホテル隔離が課せられるなどの変則的な形も続いた。
4月6日、ジ...
NSW州が助け船で「大規模接種実施センター
連邦政府がニューズ・コープ社のメディアに情報を流し、「NSW、QLD両州が納入されたワクチンを貯め込み、予防接種実施施設に送っていない」と新聞に掲載させたのに対して、両州政府が連邦に反論するという事態になっているが、連邦政府自身の報告書で連邦政府のワクチン接種プログラムが2か月遅れていることが明らかにされた。そのため、NSW州政府が連邦政府直営の接種場...
呼吸困難で集中治療室で治療中
SA保健当局は、4月3日にロイヤル・アデレード病院に搬送された40代の男性はその後重態に陥っているト発表している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
マイケル・キュサック主席公衆衛生医務官代理によれば、同州では現在アクティブな患者が12人入院治療を受けており、男性もその一人で、当初は専用隔離ホテルに泊まっていたが症状が悪化したため、病院に移された。男性は呼吸困難を...
呼吸困難で集中治療室で治療中
SA保健当局は、4月3日にロイヤル・アデレード病院に搬送された40代の男性はその後重態に陥っているト発表している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
マイケル・キュサック主席公衆衛生医務官代理によれば、同州では現在アクティブな患者が12人入院治療を受けており、男性もその一人で、当初は専用隔離ホテルに泊まっていたが症状が悪化したため、病院に移された。男性は呼吸困難を...