モリソン連邦首相、mRNAワクチン研究支援発言
スコット・モリソン連邦首相は、現在と将来のパンデミックと闘うため、次世代ワクチンと呼ばれるmRNAタイプのワクチンの国内研究開発を政府が支援する考えを明らかにした。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
コロナウイルス・ワクチン研究開発を短時日のうちに成し遂げたmRNA技術は、多くの人命を救うことになり、また、突然変異に...
アンソニー・ファウチ氏、NSW大学で講演
アメリカでドナルド・トランプ大統領の発言に反対してさらに進んだコロナウイルス対策を唱えた、National Institute of Allergy and Infectious Diseases部長で、現在はジョー・バイデン大統領の主席医学顧問を務めるアンソニー・ファウチ氏がシドニーのNSW大学で「第一回デビッド・クーパー講演」の講演者を務めた。
シ...
アストラゼネカ・ワクチンで中年以下の血栓警戒
アストラゼネカ・ワクチン接種後に血栓症を発症したというケースがヨーロッパで広まり、10を超える国が同ワクチン接種を中止するなどの報道が続いていたが、オーストラリアでもメルボルン都市圏で40代の男性が重篤な血栓症でICUでの治療を受けている。事態を重く見た連邦政府は、4月8日には、「50歳未満の国民にはファイザー・ワクチンを接種するよう勧める」と発表し...
4人に1人は仕事を休んで休養の必要感じる
国内のアストラゼネカ・ワクチン接種後約50%の人が軽度の副反応を体験している。また、1回目の接種後、25%程度が仕事や学校、家事を休んで休養する必要を感じたとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
このデータは、全国予防接種監視システムのAusVaxSafetyが集計しているデータで、接種後の軽度で短期間の発熱、頭痛...
少数派民族移民の情報格差問題是正の基礎に
連邦政府は、コロナウイルス・ワクチン接種、感染検査の際に母語、出生国を記録すると発表した。
3月8日付ABC放送(電子版)が伝えた。
これまでも特定民族出身者の間で誤った情報が流れており、ワクチン接種を避ける人達がいるとの主張があり、それが事実であれば是正措置が必要で、是正措置の基礎としてデータ収集が行われる。
これまでも接種時にジェンダー、先住民...
全生涯にわたって感染するが小児で重篤な症状
2021年にはQLD州南東部でコロナウイルス感染症に似た呼吸系疾患を引き起こすRSVというウイルスが小児の間で流行するおそれがある。
ABC放送(電子版)が伝えた。
このウイルスはrespiratory syncytial virusと呼ばれ、呼吸器多核体ウイルス、呼吸器合胞体ウイルスなどの訳語が充てられている。
感染力は強く、年齢を問わず感染す...
3か月の間隔をあければ効力増大の調査報告も
オクスフォード大学/アストラゼネカ社のコロナウイルス・ワクチンは、ファイザー/バイオンテック・ワクチンに比べて効力が弱いという試験結果が出ていたが、今回2回の接種の間隔を開くとさらに効力が増すことが突き止められた。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
オーストラリアではアストラ・ゼネカ・ワクチンの入荷が伸びていることから2...
「どちらが先でもいいが2週間以上間を開けること」
接種免疫技術勧告団体、Australian Technical Advisory Group on Immunisation (ATAGI)が、コロナウイルスとインフルエンザの合計3回の接種の時期について案内している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ATAGIは、コロナウイルスとインフルエンザの2種のワクチンの接種時期について、「どちらが先...
ただし、今後もアストラゼネカ接種計画に変更無し
オクスフォード/アストラゼネカ・ワクチンが‘南アフリカで蔓延している「南ア型」コロナウイルス変異株に対して効力が弱いと判定されたため、南アフリカでは同ワクチンの接種を遅らせている。しかし、オーストラリアでは南ア型コロナウイルス変異株が蔓延していないため、同ワクチンの接種を全国的に展開すると発表した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子...
モリソン首相、ワクチン接種計画概要を発表
2月4日、スコット・モリソン連邦首相は、ファイザー・ワクチンを合計2,000万用量分確保したと発表した。
オーストラリア政府は、2021年10月までにはオーストラリアのすべての人口に接種する計画を編成しており、今回新たにファイザー・ワクチンを1,000万用量分を追加注文している。その結果、オーストラリアのワクチン総量は1億5,000万用量に相当する。
...