けん引役は資源投資から多様化–経済見通し
連邦政府は9日、新年度予算案の前提となる経済見通しを発表した。これによると、実質国内総生産(GDP)の成長率は、2016/17年度に1.75%で底を打ち、17/18年度は2.75%、18/19年度は3%と加速する。16/17年度にサイクロンの被害を背景に減速した後、再加速する。
家計支出(個人消費)も16/17年度2.5%、17/18年度2...
就業ビザの雇用者負担は5,000ドルに増税
連邦政府は9日発表した新年度予算案で、豪州経済の競争力強化に不可欠とされる生産性向上を図るため、インフラ整備を強化する方針を鮮明にした。26年開港予定の西シドニー空港の建設では、今後4年間で53億ドルを投じる。シドニー国際空港を運営するシドニー空港会社が新空港の建設・運営を拒否したことを受けて、国営の「西シドニー空港公社」を新設することにした。メルボル...
連邦政府、2020/21年度の黒字化目指す
連邦政府は9日、2017/18年度(17年7月〜18年6月)の予算案を発表した。ターンブル政権下の予算案発表は、15年9月の政権発足以来2回目。歳出面では、インフラ整備を加速するとともに初等・中等教育予算の増額、住宅購入者への支援拡大などを盛り込む一方、歳入面では、大手銀行への課税強化やメディケア(国民健康保険)税率の引き上げなどの増税策を打ち出した。...