痴漢疑惑で辞任したフォリー氏の後任
NSW州議会の最大野党労働党は10日、両院議員総会で党首選を行い、マイケル・デイリー副党首(州下院議員)を新党首に選出した。副党首には、「影の内閣」の貿易・観光・環境担当だった女性のペニー・シャープ氏が就任した。10日付の公共放送ABC(電子版)が伝えた。
前党首のルーク・フォリー氏をめぐっては、2016年のパーティで女性記者の下着の中に手を入れたとの疑惑が...
6年前に議会内で飲酒疑惑
NSW州労働党党首に10日就任したデイリー氏は、シドニー南東郊外マルーブラ出身の53歳。税関職員や弁護士、シドニー東部ランドウィック市市長などを経て、05年の州選挙に立候補して初当選した。前労働党政権時代に警察相、金融相、道路相などを歴任。16年から州労働党副党首を務めていた。
フォリー氏は酒に泥酔して女性記者の身体を触ったと指摘されているが、飲酒をめぐってはデイリー...