政局展望「首都特別地域政府のマリファナ「解禁」」

    首都特別地域政府のマリファナ「解禁」 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 9月25日、首都特別地域(ACT)の一院制議会は、労働党政府が上程したマリファナ「解禁」法案を可決している。 法律の内容 「マリファナ解禁法」は、個人がレクリエーションのため、すなわち娯楽や気晴らしのためにマリファナを使用したり、栽培したりすることを合法化するものである。周知の通り、医薬品としてのマリファナ...

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    政局展望「成果の乏しい教育投資」

    成果の乏しい教育投資 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 今年の5月に全国の初等・中等教育学校で実施された、恒例の全国共通学力試験(NAPLAN)の結果が、8月28日に公表されている。それを契機に、教育政策、とりわけ教育投資に関する議論が再度活発化している。 教育分野の所管 NAPLANのホームページ 豪州は連邦制を採用しているが、豪州では高等教育は連邦が主管、一方、初等・中...

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    政局展望「モリソン政府による官僚機構改革の動き」

    モリソン政府による官僚機構改革の動き ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 現在、巨大通信企業テルストラの前CEOを長とする諮問委員会が、連邦公務員制度のレビューを実施中だが、2019年選挙で番狂わせの勝利を収めたモリソン保守連合政府は、同答申書の完了、結論を待たずに、公務員制度改革をスタートさせる見込みである。なお、豪州の人口は2,600万人に達しているが、そのうちの200万人が「公...

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    政局展望「大番狂わせの2019年連邦選挙」

    大番狂わせの2019年連邦選挙 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 5月18日(土)に実施された、連邦下院の解散と連邦上院半数改選の同日選挙は、モリソン首相率いる与党自由党-国民党保守連合が、ショーテン率いる野党労働党に勝利するという、近年稀に見る大番狂わせの選挙となった。しかも辛うじてとは言え、保守連合は下院で単独過半数を獲得している。勝利に自信満々であった労働党は、当然のことなが...

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    豪州・インドネシア自由貿易協定の締結

    豪州・インドネシア自由貿易協定の締結 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 豪州と隣国のインドネシアとは、過去6年以上にわたって2国間自由貿易協定(FTA)の交渉を重ねてきたが、3月4日、両国の貿易大臣がインドネシアの首都ジャカルタにおいて、豪・インドネシア包括的経済パートナーシップ協定に調印している。 自由貿易協定の調印 豪・インドネシア包括的経済パートナーシップ協定の調印式の...

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    ボート・ピープル問題と次期連邦選挙

    ボート・ピープル問題と次期連邦選挙 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 2月12日、モリソン保守連合政府の反対する修正内容を含んだ移民法の改正法案、すなわち、ボート・ピープル政策のソフト化を目論んだ改正法案が下院で採決に附され(注:その主旨は、現在PNGのマヌス島やナウルの外地難民収容施設に抑留されているボート・ピープルの、豪州本土での治療を容易にするというもの)、同修正内容を盛り込...

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    連邦総督人事

    連邦総督人事 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 2018年12月16日、モリソン首相が今年の3月で5年の任期が満了するコスグローブ第26代連邦総督の後任に、ハーレイNSW州総督を任命する旨を公表している。ただ3月23日にはNSW州選挙が実施されることから、コスグローブの任期が3カ月ほど延長され、ハーレイが正式に27代連邦総督に就任するのは6月28日となる。 連邦総督とは何か 豪...

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    凋落気味の共和政体への支持

    凋落気味の共和政体への支持 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 過去20年近くにわたり、政治の表舞台からはほぼ消え去っていた共和政体への移行問題だが、近い将来に再度注目を集める公算が高い。ところが、最近になって共和制移行への支持が弱まっていることが観察されている。 豪州の共和制移行運動 豪州は、旧宗主国である英国のエリザベス女王を元首とし、女王の名代として連邦及び各州に総督を置く...

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    与党自由党の惨敗に終わったウェントワース補欠選挙

    与党自由党の惨敗に終わったウェントワース補欠選挙 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 10月20日、自由党のターンブル前首相の政界からの引退に伴い、NSW州のウェントワース連邦下院選挙区で実施された補欠選挙は、「二大政党選好率」ベースで17%程度という、極めて大きな反与党スウィングが発生し、新人で無所属のフェルプス女史が初当選を果たすという、歴史的な結末となっている。 補欠選挙の...

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    ターンブル首相の失脚とモリソン首相の誕生

    ターンブル首相の失脚とモリソン首相の誕生 ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本直樹 8月半ばに入って一挙に顕在化した与党自由党のリーダーシップ問題は、予測を大きく上回る勢い、ペースで急展開し、結局、8月24日の正午に、連邦議会内で連邦与党自由党の臨時両院議員総会が開催される事態となった。臨時総会では、まずターンブル指導部への不信任動議(Spill)が採決に附されたが、結果は45票対40票で...

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