イギリスで注目されていた、ハリー王子らによる大衆紙系出版社への私生活侵害訴訟について、現地で請求が退けられたと報じられています。今回の判断は、過去に行われたとされる情報収集の違法性そのものだけでなく、訴えを起こした時期なども大きな争点になっていた案件です。
報道によると、この裁判ではハリー王子のほか、歌手エルトン・ジョンさんら複数の著名人が原告側に加わっていました。原告側は、新聞発行元が電話の盗聴や留守番電話への不正アクセス、だましによる個人情報の取得などを行ったと主張していたとされています。一方で、出版社側はそれらの主張を争っていました。
今回新しく伝えられたのは、裁判所がこの訴えを退けたという点です。単独ソースの報道ベースではありますが、判決では、原告側の主張が裁判として進められる条件を満たしているかどうかが重要に見られたようです。英国では、メディアによる違法な情報取得をめぐる訴訟が過去にも社会問題化してきましたが、個々の事案では「いつ事実を知ったのか」「いつまでに提訴すべきだったのか」といった手続き面が結論を左右することがあります。
今回の判断は、王室や著名人をめぐる話題として注目を集めやすい一方、生活者の視点では、メディアと個人のプライバシーの境界、そして救済を求める際の法的ハードルを考える材料にもなります。オーストラリアでも、名誉毀損やプライバシー、報道の自由をめぐる議論はたびたび起きており、英国の大型訴訟の行方は英語圏全体で関心を集めやすいテーマです。
パース在住の日本人にとっては、王室ニュースそのものよりも、「英語圏ではメディア報道をめぐる裁判が長期化しやすいこと」「著名人であっても、訴訟では証拠や期限が大きく問われること」を知っておくと理解しやすい話題です。海外のニュースでは見出しだけが強く出がちですが、今回のような裁判結果は、違法行為の有無の認定だけでなく、手続き上の判断が含まれる点に注意が必要です。
なお、この件は過去に起きたとされる行為をめぐる裁判の続報にあたります。今回の更新内容は、裁判所が訴えを棄却したと伝えられた点です。今後、関係者側が不服申し立てなど次の法的対応を取るかどうかも焦点となりそうです。
※英紙巡る私生活訴訟棄却は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。