パース南部サウス・パースの私立校ウェスリー・カレッジで、反ユダヤ的な表現を含むグループチャットのやり取りが確認され、複数の生徒が停学処分を受けたと報じられています。学校側は、特定の生徒を標的にした不適切な内容があったとして、把握後に対応を進めたとしています。

今回新しく伝えられたのは、学校がこの件を重く受け止め、関係した生徒への停学を含む措置を取った点です。報道によると、問題となったのはメッセージアプリ上の私的なグループチャットで、反ユダヤ的な言葉や画像表現が使われていたとされます。学校は、こうした差別的な言動は校内の価値観に反するとして、早い段階で対応したとの説明です。

学校生活では、教室の中だけでなく、SNSやメッセージアプリでのやり取りも人間関係や安全に大きく影響します。今回の事案も、校外やオンライン上の発言であっても、特定の生徒を傷つけたり差別につながる内容であれば、学校側が重大な問題として扱うことを改めて示した形です。

パースで子育てをしている日本人家庭や、これから留学を考えている方にとっても、学校が重視しているのは学力だけではなく、多様な背景を持つ生徒への尊重や安全な学習環境づくりだという点は知っておきたいところです。オーストラリアの学校では、宗教や民族的背景に関する差別的言動に対して厳しい姿勢が取られることが多く、オンライン上の投稿やグループチャットも指導対象になる場合があります。

特に私立校や留学生を受け入れる学校では、行動規範やウェルビーイング方針の一環として、いじめ、差別、ハラスメントに関する規則が細かく定められていることがあります。保護者としては、入学前や学期の初めに配布されるスクールポリシーを確認し、子どもにも「内輪のやり取りでも記録が残る」「冗談のつもりでも差別表現は許されない」という点を共有しておくことが大切です。

現時点の報道では、関係した生徒の人数や個別の処分内容など、詳細のすべてが明らかにされているわけではありません。一方で、学校が被害を受けた生徒への配慮と、再発防止に向けた対応を進めているとみられる点は重要です。

パースは多文化都市で、学校現場にもさまざまな宗教・文化的背景を持つ子どもたちが集まります。だからこそ、日常のコミュニケーションでどのような言葉が相手を傷つけるのかを学ぶ機会は欠かせません。今回の件は、学校内外を問わず、デジタル上の言動にも責任が伴うことを考えるきっかけになりそうです。

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