オーストラリアの報道では、猫に噛まれたり引っかかれたりした傷が、場合によっては重い感染症につながるおそれがあるとして、医師が注意を呼びかけています。単独ソースの報道によると、猫を助けようとした際に手を強く噛まれ、入院や手術が必要になった事例も紹介されています。

猫との暮らしはパースでも身近です。自宅で飼っている猫はもちろん、近所で見かける猫や保護活動の場面で接する猫でも、驚いたり興奮したりすると強く噛むことがあります。特に手や指は小さな傷に見えても深く入りやすく、見た目以上に注意が必要とされています。

報道では、猫の口や爪にいる細菌が体内に入ることで、腫れや強い痛み、赤み、熱感などが出る可能性があると伝えられています。進行すると感染が広がり、重症化して敗血症につながるおそれもあるとされます。高齢者、糖尿病のある人、がん治療中の人、免疫を抑える薬を使っている人などは、より慎重な対応が必要です。

もし猫に噛まれたり引っかかれたりした場合は、まず傷口を流水でしっかり洗い、早めに医療機関やGP(一般開業医)へ相談することが大切です。傷が小さく見えても、指が動かしにくい、短時間で腫れてきた、ズキズキ痛む、膿が出る、発熱があるといった場合は、放置しないほうがよいと考えられます。破傷風の予防接種歴の確認を勧められることもあります。

パースで生活する日本人にとっては、英語で症状を説明する準備も役立ちます。たとえば「cat bite(猫に噛まれた)」「cat scratch(猫に引っかかれた)」「swelling(腫れ)」「redness(赤み)」「pain getting worse(痛みが強くなっている)」などの表現を覚えておくと、受診時に伝えやすくなります。週末や夜間は、症状の程度に応じてGPの時間外診療や救急外来の利用を検討してください。

また、猫同士のけんかを止める時や、犬に追われている猫を素手で抱き上げる時は、思わぬけがにつながることがあります。厚手のタオルを使う、無理に素手で押さえない、危険を感じたら動物保護団体や獣医へ相談するなど、まず自分の安全を確保することが重要です。

今回の内容は、猫そのものを危険視するというより、ありふれた小さな傷でも感染症の入口になりうるという注意喚起として受け止めるのがよさそうです。猫に触れる機会の多い家庭では、応急手当の方法や受診の目安をあらかじめ確認しておくと安心です。

※猫の傷や噛み傷に注意は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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