西オーストラリア州で広がっているFOGO(生ごみ・庭ごみ・有機物)回収について、緑色のふたのビンに入れられる物の扱いが一部見直されたと報じられています。自治体側からは、制度に慣れ始めた住民に新たな混乱が出るおそれもあるとして、周知の必要性を指摘する声が出ています。

FOGOは、家庭から出る生ごみや庭の剪定くずなどを分けて集め、埋め立てごみを減らすための仕組みです。パース周辺でも導入する自治体が増えており、日本から来たばかりの方にとっては、一般ごみ・リサイクル・FOGOの3分別が最初の生活ハードルになりやすい分野です。

今回の報道では、これまで「入れてよい」と理解していた人も少なくなかった犬のふんティーバッグが、緑ふたビンの対象外として扱われる方向に変わったとされています。理由としては、回収後に作られる堆肥の品質や、処理工程で取り除きにくい素材の混入が関係しているとみられます。ティーバッグは紙のように見えても、留め具や合成素材が使われている製品があり、見た目だけで判断しにくいのが実情です。

一方で、住民にとって分かりにくいのは、自治体の案内と州レベルの基準変更の間に時間差が出やすいことです。ごみ回収は各カウンシルが実務を担っているため、配布済みの案内冊子、ウェブサイト、ビンに貼られた表示がすぐには更新されない場合があります。そのため、同じパース都市圏でも「以前は入れてよいと説明された」「近所ではみんな入れている」といった行き違いが起きやすくなります。

特に注意したいのは、“土に還りそう”に見える物でもFOGOに入れられるとは限らない点です。紙製に見える袋、木製に見えるカトラリー、植物由来とうたう包装材なども、処理施設の条件によっては対象外になることがあります。今回の見直しは、見た目やイメージではなく、実際に施設で安全かつ安定して処理できるかを基準にする流れを改めて示したものと言えそうです。

パースで暮らす日本人家庭では、次の点を確認しておくと安心です。

  • 自分の住所を管轄するカウンシルの最新案内を見る
  • キッチンの分別メモや家族向けルールを更新する
  • 迷う物は、無理にFOGOへ入れず一般ごみに回す
  • ティーバッグやペットの排せつ物は、自治体の最新説明が出るまで慎重に扱う

賃貸住宅では、入居時にもらった案内が古いままになっていることもあります。シェアハウスや学生住宅では、前の入居者のやり方がそのまま残っているケースもあるため、英語の表示が分かりにくい場合は、自治体サイトのごみ分別ページを確認するのが確実です。

FOGOは、埋め立て量の削減や資源循環の面で重要な取り組みですが、制度が定着するには「何を入れてよいか」が一貫して分かりやすく示されることが欠かせません。今回の変更は細かいように見えて、日常生活では影響が大きい内容です。しばらくは、お住まいの自治体から出る最新情報を優先して確認するのがよさそうです。

※FOGO分別ルール見直しは、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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