WA州保健当局は、血液を介して感染するウイルスについて、早めの検査を受けることが大切だと改めて呼びかけています。今回の案内は単独ソースに基づくもので、詳しい実施内容や周知の対象は今後も更新される可能性がありますが、少なくとも州内では「症状がなくても、必要な人は早めに確認する」という姿勢が重視されているようです。

血液感染症という言い方は日本ではややなじみが薄いかもしれませんが、一般にB型肝炎、C型肝炎、HIVなどが含まれます。これらは感染してもしばらく自覚症状が出ないことがあり、気づかないまま時間が過ぎるケースもあるとされています。そのため、体調が悪くなってから受診するよりも、心当たりがある人や検査の機会が少なかった人が早めに調べることに意味があります。

特にパースで生活を始めたばかりの人や、英語での受診に不安がある人にとっては、検査そのものの必要性を後回しにしがちです。日本と豪州では、定期健診の受け方や、GP(一般開業医)を通じて医療につながる仕組みが違うため、「具合が悪くないから行かない」ではなく、必要に応じて相談するという考え方が大切になります。

州保健当局の発表ベースでは、早期検査にはいくつかの利点があります。まず、感染の有無が早く分かれば、本人の健康管理につなげやすいこと。次に、必要な治療や継続的なフォローにつながりやすくなり、重症化の予防が期待できること。そして、パートナーや家族など周囲への影響を減らすための行動も取りやすくなります。

検査を考えたほうがよい場面としては、たとえば過去に血液に触れる可能性のある医療・施術・注射の経験がある場合性感染症の検査歴がしばらくない場合妊娠を考えている・妊娠中である場合などが挙げられます。もちろん、最終的に何を調べるべきかは個人の状況によって変わるため、まずはGPや医療機関で相談するのが現実的です。

パース在住の日本人にとって気をつけたいのは、豪州では受診の最初の窓口がGPになることが多い点です。メディケア対象者でなくても利用できるクリニックはありますが、予約方法、費用、紹介状の要否は施設ごとに異なります。短期滞在の方やワーキングホリデー中の方は、加入している海外旅行保険やOSHC、民間保険の適用範囲も先に確認しておくと安心です。

また、言葉の壁から受診をためらう人も少なくありません。症状がなくても、英語で伝えたい内容をメモにして持参すると相談しやすくなります。たとえば、いつ日本を出たか、これまで受けた検査、気になっている感染症名、妊娠の可能性の有無などを書いておくとスムーズです。通訳サービスの利用可否を事前に確認するのも一つの方法です。

今回の呼びかけは、何か特定の急拡大だけを強調するものというより、早く知って早く医療につなげることの重要性を州民に再確認してもらう意図があるとみられます。体調に問題がなくても、過去の受診歴や生活状況から気になる点がある人は、放置せず一度相談先を探してみるとよさそうです。日本から来たばかりで医療制度が分かりにくい人ほど、まずは近くのGPや信頼できるクリニックを見つけておくことが、日常の安心につながります。

※WAで血液感染症の早期検査呼びかけは、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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