西オーストラリア州保健当局が、夏場の食中毒対策への注意を呼びかけています。単独ソースの発表ベースではありますが、気温が上がる時期は食品中の細菌が増えやすく、家庭での調理や持ち運び、屋外での食事の場面でリスクが高まりやすいとみられます。
パースでは、ビーチ、公園、ホームパーティー、バーベキューなど、屋外で食事を楽しむ機会が増える季節です。日本と比べて日差しが強く、移動中の車内や屋外テーブルの上に食品を長く置いてしまうことも起こりがちです。とくに肉、鶏肉、魚介類、卵、乳製品、調理済み食品などは、温度管理が不十分だと傷みやすくなるため注意が必要です。
当局の案内では、食中毒予防の基本として、食品を清潔に扱うこと、しっかり加熱すること、生の食品と調理済み食品を分けること、そして冷たい状態を保つことが重要だとされています。たとえば、調理前後の手洗い、包丁やまな板の使い分け、肉類の中心部まで火を通すこと、要冷蔵品を早めに冷蔵庫へ戻すことなど、日常的な対策が中心です。
夏の外出時に気をつけたいのは、買い物後の食品の持ち運びです。スーパーで冷蔵・冷凍品を購入したあと、ほかの用事を済ませてから帰宅すると、その間に食品の温度が上がってしまうことがあります。特にパース郊外では車移動が多く、駐車中の車内温度も上がりやすいため、保冷バッグや保冷剤を活用し、できるだけ早く持ち帰るのが安心です。
バーベキューでは、生肉を置いた皿に焼けた肉を戻さない、生肉に触れたトングと食べる用のトングを分ける、といった交差汚染の防止も大切です。また、前日に作った料理やテイクアウェイの残り物を食べる場合は、保存状態を確認し、再加熱が必要なものは十分に温めることが勧められます。
小さな子ども、高齢者、妊娠中の人、持病がある人は、食中毒の影響を受けやすいとされています。家族や友人が集まる年末年始の食事では、作り置きの量が増えやすいため、常温に長く置かない、食べきれない分は小分けにして早めに冷ます、といった配慮も役立ちます。
食中毒が疑われる場合は、吐き気、下痢、腹痛、発熱などの症状が出ることがあります。多くは自然に回復する一方、症状が強い場合や長引く場合、脱水が心配な場合は、GP(一般開業医)や医療機関への相談が必要です。特に暑い時期は脱水も重なりやすいため、水分補給にも注意したいところです。
パースでの夏はイベントや外食の機会が多い一方、食品管理の基本を守るだけでも予防できるケースは少なくありません。これから渡航する人も含め、家庭の冷蔵庫の使い方や買い物後の持ち帰り方、バーベキュー時の取り扱いを今一度見直しておくと、安心して夏の食事を楽しめそうです。
※夏の食中毒予防を呼びかけは、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。