オーストラリアで子どものスポーツ参加にかかる家計負担が大きくなっていると、ABCが7日付で伝えています。報道では、年間の登録費だけでなく、用具、ユニフォーム、遠征や移動、保険、複数競技への参加などが積み重なり、家庭の支出が想定以上に膨らみやすい状況が紹介されています。
子どものスポーツは、体力づくりや友人関係、地域とのつながりづくりに役立つ一方で、実際には「月謝のような登録料だけ見ればよい」というものではありません。シーズンごとの会費に加え、競技によってはシューズやラケット、プロテクターなどの買い替えが必要になります。試合会場が自宅から離れている場合は、ガソリン代や駐車場代、週末の移動時間も無視できません。
単独ソースの報道によると、調査では家庭あたりの年間負担が4,500豪ドルを超える水準になっているとされています。特に子どもが複数いる家庭や、1人で複数の競技を続けているケースでは負担感が強まりやすいようです。家計の圧迫によって、参加回数を減らしたり、競技を絞ったりする家庭もあるとみられます。
パース周辺でも、週末にクラブスポーツへ通う家庭は多く、日本人家庭にとっても身近なテーマです。学校外のスポーツは、英語環境に慣れるきっかけや、現地の友人を作る入り口として魅力があります。その一方で、オーストラリアのクラブ活動は日本の学校部活動と仕組みが異なることが多く、参加費や備品費が個別にかかる場面があります。移住直後の家庭や、これから渡航を考えている家庭は、学費や住居費に加えて、課外活動費も生活設計に入れておくと安心です。
これから始める場合は、最初から複数競技を同時に申し込むのではなく、1シーズンだけ試してみる、用具レンタルの有無を確認する、クラブごとの年会費と追加費用を比較する、といった見方が現実的です。兄弟姉妹で続ける予定があるなら、中古用品の流通や、ボランティア参加による負担軽減制度があるかを確かめるのも一案です。
今回の報道は、子どものスポーツ参加が家族にもたらす前向きな面を認めつつ、費用面が参加機会の格差につながりかねないことを伝える内容です。パースで子育てをする家庭にとっても、習い事選びを考える際の参考になりそうです。
※子どもスポーツ費用増は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。