日本の中央銀行が政策金利を1.25%に引き上げたと報じられています。背景には、エネルギー価格の上昇などを受けた物価高への対応があるとみられています。今回の動きは市場である程度見込まれていた一方、日本では長く低金利環境が続いてきたため、家計や企業、海外在住者のお金の動きにも改めて関心が集まりそうです。

日本の金利が上がると、まず注目されやすいのが円相場です。金利差は為替に影響する要素のひとつで、日本の金利上昇は円を支える材料として受け止められることがあります。ただし、実際の為替は豪州の金利動向、世界経済、資源価格、中東情勢など複数の要因で動くため、「利上げ=すぐ円高」と単純には決まりません。パース在住の日本人にとっては、豪ドル建ての給与を円に替えて日本へ送る人、逆に日本からの仕送りや年金を豪州で受け取る人で受け止め方が分かれそうです。

生活面では、日本国内の住宅ローンや企業の借入負担にじわじわ影響する可能性があります。日本に住宅ローンを残したままパースで働いている人や、日本に家族が住んでいる人にとっては、今後の返済額や家計の見通しを確認するきっかけになりそうです。固定金利か変動金利か、借入先の条件がどうなっているかで影響は異なるため、該当する人は金融機関からの案内をこまめに確認しておくと安心です。

一方で、預金金利にはプラス材料となる面もあります。日本の銀行預金は長く低い金利が続いてきましたが、今後は商品によって条件の見直しが進む可能性があります。日本に生活資金や教育資金を置いている家庭では、普通預金・定期預金・外貨預金などの配分を見直す話題が出てくるかもしれません。ただし、預金金利の上昇幅が物価上昇に追いつくとは限らず、実質的な家計負担がすぐ軽くなるわけではない点には注意が必要です。

パースで暮らす日本人にとって、今回のニュースは「日本の話」にとどまりません。たとえば、日本への送金タイミング学費や仕送りの準備一時帰国費用の見積もり日本円で持つ貯蓄の割合など、身近なお金の計画に関わる可能性があります。今すぐ大きく動かす必要があるとは限りませんが、為替レートだけでなく、日本と豪州それぞれの金利や物価の動きを合わせて見ることが大切です。

また、これからパースに来る予定の人にとっては、渡航前に考えていた予算が変わる場合があります。豪ドルと円の交換レートしだいで、学費・家賃・生活費の円換算額は大きく変わります。留学やワーキングホリデーを準備している人は、資金計画を少し余裕を持って組み、送金方法や両替手数料も比較しておくと安心です。

今回の利上げは、物価高への対応として打ち出された動きとして受け止められています。今後の焦点は、これが一度きりなのか、追加の対応があるのか、そして為替や家計にどの程度波及するのかという点です。パース在住者にとっても、日本円と豪ドルの両方を使う生活では無関係ではありません。しばらくは、日本の金利、豪州の金融政策、為替の変化を落ち着いて見ていく必要がありそうです。

※日銀利上げ 豪州生活への影響は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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