ネパールとチベットの境界付近で先週発生した大規模な洪水をめぐり、行方が分からないとされていたオーストラリア人のうち1人の無事が確認されたと、複数の現地報道が伝えています。

今回の洪水は、ネパールと中国側チベットにまたがる山岳地帯で被害が出たもので、道路や通信の寸断により、外国人旅行者を含む安否確認が難しい状況が続いていました。報道によると、オーストラリア外務貿易省(DFAT)が関係者との連絡を進める中で、対象者本人からチベット側で当局に連絡が入ったとされています。

新たに分かった点は、この人物が生存していることが確認されたことです。一方で、ABCは中国側の説明として、この人物は洪水の被災中心地にはいなかったと伝えています。現地では災害発生直後から情報が錯綜しやすく、通信環境や移動制限の影響で、安否情報の集約に時間がかかっているとみられます。

これまでに、洪水の影響を受けた地域に関連して43人のオーストラリア人の所在確認が課題になっていたと報じられており、今回の無事確認はそのうちの1人に当たります。残る人たちについても、オーストラリア政府が確認作業を続けているもようです。

今回のケースは、災害そのものの被害だけでなく、山岳観光地での移動や通信が止まると、実際には安全な場所にいても「連絡が取れない人」として扱われることがある点を示しています。ネパールやチベット周辺はトレッキングや周遊旅行で人気がありますが、天候急変や地形の影響で道路事情が一気に悪化する地域でもあります。

パース在住者にとっても、アジア方面への旅行や一時帰国の乗り継ぎ中に周辺国へ立ち寄る人は少なくありません。渡航前には、現地の雨季や自然災害リスクを確認し、家族や知人と日程・宿泊先・連絡手段を共有しておくことが大切です。山岳地域では携帯電話がつながりにくい場所もあるため、連絡が途絶えた場合に備えて、複数の連絡方法や行程表を残しておくと安心です。

また、海外で大規模災害が起きた際は、オーストラリア政府の渡航情報や領事支援の案内を早めに確認することが重要です。特に豪州パスポート所持者は、外務当局の安否確認の対象になる場合があるため、旅行中は最新の連絡先が把握できる状態にしておくと役立ちます。

現時点では、無事が確認された1人以外の詳細や、残る安否未確認者の状況は限定的です。今後は現地当局とオーストラリア政府による確認作業の進展が焦点になりそうです。

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