パースは日差しが強く、夏と冬で必要な服が違います。日本製の常備薬やサイズの合う服は持参価値が高い一方、寝具や重い日用品は現地購入で十分です。

食品や薬は検疫と持ち込み制限に注意し、申告が必要なものを曖昧にしないことが大切です。

スーツケース、帽子、日焼け止め、変換プラグ、学生ノートを並べたオーストラリア渡航準備の風景
持ち物は多さより「到着初週に困らないか」で判断します。

スーツケースは「到着初週」と「1年分」を分けて考える

留学やワーホリの荷造りで最初にぶつかるのは、「何を持っていけば安心か」と「荷物制限にどう収めるか」です。全部を持って行こうとすると重くなり、現地で買えるものまでスーツケースを圧迫します。逆に減らしすぎると、到着直後に疲れた体で買い物を回ることになります。

考え方はシンプルです。手荷物には到着初日から1日動けるもの、スーツケースには最初の2週間を過ごせるもの、それ以外はパースで買うものとして分けます。旧記事でも挙げられていたパスポート、カードや現金、緊急連絡先、海外で使えるスマホやPC、カメラは、今でも優先度が高い持ち物です。

パースではColes、Woolworths、Chemist Warehouse、Kmart、BIG W、アジア系スーパー、日本食材店などで生活用品の多くを買えます。ただし、サイズが合う服、履き慣れた靴、肌に合う化粧品、日本語で説明できる薬、予備の眼鏡、重要書類は、日本から持って来た方が安心です。

分類 日本から優先して持つもの パースで買いやすいもの
書類・お金 パスポート、ビザ通知、保険証券、カード、少額現金、緊急連絡先 印刷、文房具、封筒
通信・学習 SIMフリー端末、PC、充電器、変換プラグ、クラウド保存した書類 ノート、ペン、USBケーブルの予備
身につける物 下着、履き慣れた靴、眼鏡、コンタクト、軽い上着 Tシャツ、部屋着、寝具、ハンガー
体調管理 常備薬、処方薬、英文説明、日焼け止め少量、肌に合う化粧品 洗剤、シャンプー、ボディソープ、基礎日用品

服装はパースの四季と室内の寒さまで考える

パースに1年いるなら、半袖だけでも冬服だけでも足りません。夏は日差しが強く、外では薄着で過ごせますが、学校、図書館、バス、ショッピングセンターは冷房で寒く感じることがあります。冬は日本の雪国のような重いダウンは不要な日が多い一方、朝晩は冷え、雨も増えます。

服は「日本で気に入っているものを全部」ではなく、「洗濯しながら1週間回せる量」を基準にします。オーストラリアでも服は買えますが、日本人の体型や好みにぴったり合うとは限りません。下着、靴下、きれいめの服、軽い羽織り、履き慣れた靴は、日本から持って来る価値があります。

カジノ、バー、高級レストラン、イベント会場では、ドレスコードや年齢確認がある場合があります。汚れた靴、破れた服、ビーチサンダル、UGGブーツでは入れない場所もあります。日本人は若く見られやすいので、パスポートなど年齢を証明できる身分証の扱いも考えておきましょう。

場面 持っておくと便利な服装 注意点
語学学校・普段 Tシャツ、長袖、薄手の上着、動きやすいパンツ 室内冷房と朝晩の冷えに対応する
冬の通学・雨の日 軽いジャケット、撥水アウター、折り畳み傘 厚すぎるコートより重ね着が使いやすい
ビーチ・夏の外出 水着、帽子、サングラス、ラッシュガード 紫外線と砂浜の熱さに注意する
バー・カジノ・外食 きれいめの靴、襟付きシャツ、ワンピースなど 年齢確認とドレスコードを想定する

バッグ、靴、アクセサリーは生活動線から選ぶ

バッグは、学生生活か観光中心かで必要な大きさが変わります。学校へ通う人はPCやノート、水筒が入るリュックやトートが必要です。観光や買い物中心なら、大きすぎるバッグは邪魔になります。折り畳みバッグは、スーパーの買い物、週末旅行、荷物が増えた時にかなり便利です。

靴は荷物の中でも重く場所を取ります。歩きやすいスニーカー、少しきれいめの靴、夏用サンダルがあれば、かなりの場面をカバーできます。冬用ブーツを持って行きたい人もいますが、パース中心の生活なら重いブーツより、防水気味で歩ける靴の方が出番が多いこともあります。

アクセサリーは、好みがはっきりしている人ほど日本から少し持って来ると安心です。現地にもブランド品やアクセサリーはありますが、価格が高めだったり、デザインの好みが違ったりします。高価なものは盗難や紛失のリスクもあるので、普段使いできるものを少数に絞る方が現実的です。

  • PCが入る通学バッグを一つ用意する
  • 小さめの外出バッグは貴重品管理しやすいものにする
  • スニーカーの中に靴下を入れて荷物スペースを使う
  • 高価なアクセサリーは最小限にし、保険対象も確認する

シャンプー、化粧品、日用品はこだわり度で分ける

シャンプー、リンス、ボディソープ、洗濯洗剤はパースのスーパーや薬局で普通に買えます。Pantene、Herbal Essences、NIVEAのように日本でも見かけるブランドもあります。重い液体を大量に持って来るより、到着初週に使う小さいサイズだけ入れて、あとは現地で買う方が楽です。

ただし、髪や肌にこだわりがある人は最初の1〜2カ月分を持って来ると安心です。パースは乾燥、紫外線、水質の違いで、髪がきしむ、肌が乾くと感じる人がいます。日本で使っていたヘアオイル、メイク落とし、敏感肌用の基礎化粧品は、合うものを見つけるまでのつなぎになります。

化粧品は、現地で新しいものを探す楽しさもあります。Murray StreetやHay Street周辺の百貨店、薬局、ショッピングセンターには海外ブランドもありますし、The Body Shopやロクシタンのような店も見つかります。ただし価格は日本より高く感じることがあるため、毎日使う定番品は少し持参すると安心です。

品目 持参する目安 パースでの考え方
シャンプー類 旅行用サイズか数日分 現地で買いやすい。こだわり派は初期分を持参
メイク落とし 肌に合うものを1本 シートタイプが多いのでオイル派は持参が安心
化粧品 定番品を1〜2カ月分 現地ブランド探しは到着後で十分
洗濯洗剤 持参不要 粉・液体とも現地で買える

日焼け止めとサングラスはぜいたく品ではない

パースで軽く見ない方がいいのが紫外線です。夏のビーチだけでなく、通学、バス待ち、週末のマーケット、ロットネスト島やキングスパーク散歩でも日差しを浴びます。日焼け止め、帽子、サングラスは、観光用品ではなく生活用品として考えます。

日本の日焼け止めが肌に合う人は、最初の1本を持って来ると安心です。ただしオーストラリアでもSPF50+の日焼け止めは買いやすく、ビーチや屋外作業に向いたものも多いです。サングラスはデザインだけでなく、UV protection表記を確認します。運転やビーチ用と普段用で分ける人もいます。

  • 日焼け止めは顔用と体用を分けると続けやすい
  • 帽子は風で飛びにくく、洗いやすいものを選ぶ
  • サングラスはUV protectionの表示を見る
  • ビーチや長時間外出では水、羽織り、日陰もセットで考える

薬と体調用品は「説明できる形」で持つ

常備薬は、日本で飲み慣れているものを持って来る価値があります。頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、酔い止め、アレルギー薬、処方薬などは、現地で似た薬を探すより、日本語で使い方が分かるものが安心です。

ただし、薬は何でも自由に持ち込めるわけではありません。TGAやABFは、薬や医療機器の持ち込みにはルールがあると案内しています。処方薬は元のパッケージのまま、処方箋や医師の英文説明、成分名、服用目的を用意しておくと説明しやすくなります。人に渡す目的で薬を持ち込むのは避けてください。

女性用品は現地でも買えますが、肌が弱い人、使い慣れた製品がある人、到着直後に探すのが不安な人は軽いので日本から持って来ると安心です。コンタクトレンズ、眼鏡、歯科用品、爪切り、体温計も、普段使っているものがあるなら優先度は高めです。

体調用品 日本から持つ理由 入国時・現地での注意
処方薬 現地ですぐ同じ薬を入手できないことがある 英文説明、処方箋、元の箱を用意する
常備薬 日本語で用法が分かり安心 成分名と服用目的をメモする
コンタクト・眼鏡 度数やサイズが合うものが必要 予備を分けて入れる
女性用品 肌に合うものを選びやすい 最初の1〜2カ月分があると落ち着く

食品は「持てるか」より「申告できるか」で考える

日本食が恋しくなるのを考えて、調味料、インスタント麺、お茶、ふりかけを持って行きたくなる人は多いです。パースにもアジア系スーパーや日本食材店があり、米、醤油、海苔、わさび、インスタント麺などは手に入ります。旧記事で紹介されていたように、一般スーパーにもアジア食品コーナーがあります。

一方で、食品はオーストラリア入国時に注意が必要です。ABFは、食品はIncoming Passenger Cardで申告が必要になると案内しています。肉製品、種子、果物、野菜、卵、乳製品、土の付いたもの、動植物由来品は特に慎重に確認してください。

迷うものは、隠すのではなく申告して確認してもらう方が安全です。英語で説明できない食品は、原材料が分かる未開封パッケージのまま入れます。スーツケースの中で食品を一カ所にまとめておくと、検査が必要な時にも慌てません。

食品・日用品 持参するなら 現地購入の現実
調味料 小さく未開封、原材料が分かるもの 醤油、味噌、米、海苔は探しやすい
インスタント食品 肉・卵・乳成分などを確認 アジア系スーパーで買えるものも多い
お茶・菓子 未開封で申告できる状態 日本より高いが現地でも入手可能
洗剤・柔軟剤 基本は持参不要 スーパーで粉・液体・柔軟剤を買える

荷造り前日は取り出す順番まで決める

出発前日は、重さより取り出しやすさを優先します。入国時、機内、到着初日の宿で必要なものが奥に入っていると、疲れた状態で荷物を全部開けることになります。手荷物、スーツケース上部、現地購入予定の3つに分けましょう。

手荷物には、パスポート、ビザ通知、保険、宿泊先、充電器、常備薬、1日分の着替えを入れます。預け荷物が遅れた場合でも、最低1日は動ける状態にしておきます。入国審査や税関で説明が必要なものは、すぐ出せる場所にまとめます。

  • 薬は商品名だけでなく成分名も控える
  • 食品は申告できるよう一カ所にまとめる
  • 変換プラグと充電ケーブルは手荷物に入れる
  • 到着初日の住所と電話番号を紙でも持つ
  • スーツケースを閉める前に中身を写真で残す
  • 重い液体、洗剤、寝具は基本的に現地購入へ回す

豪州留学持ち物完全リストで確認した情報源

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