オーストラリアで新しい全国警報システム「AusAlert」のテストが、7月27日(月)午後2時AESTに行われると報じられています。西オーストラリア州のパースは東部時間より2時間遅いため、パース時間では正午ごろに対象の端末へ通知が届く見込みです。

今回のテストでは、国内の多くのスマートフォンに警報音と画面通知が一斉に表示されるとされています。報道によると、携帯電話だけでなく、一部のスマートウォッチやタブレットにも通知される可能性があります。通常の着信音を切っていたり、サイレントや「おやすみモード」にしていたりしても、警報音が鳴る仕組みになる見通しです。

AusAlertは、自然災害や重大な緊急事態の際に、広い範囲の人へすばやく情報を届けるための新しい全国的な警報の枠組みとして導入が進められているものです。オーストラリアでは州ごとに緊急情報の出し方が異なることが多く、特に渡豪したばかりの人や英語に不安のある人にとっては、「どのアプリを見ればよいのか」「通知はどこから来るのか」が分かりにくいことがあります。今回の一斉テストは、実際の災害時に端末へどのように届くのかを知る機会にもなりそうです。

パース周辺では夏場のブッシュファイア、冬の暴風雨、広域停電など、生活に直接影響する緊急事態が起こることがあります。日本の緊急地震速報やJアラートに近いイメージで受け止めると分かりやすいかもしれませんが、オーストラリアでは州境をまたぐ旅行や出張も多いため、全国共通の警報方法が整うことには一定の意味があります。

一方で、このテストには注意しておきたい点もあります。報道では、家庭内暴力の被害者支援に関わる団体などが、加害者に知られていない「安全用の携帯電話」を持つ人への配慮を呼びかけていると伝えられています。突然大きな音が鳴ることで、端末の存在が周囲に知られるおそれがあるためです。事情がある人は、テスト時刻の前に端末の保管場所を見直したり、必要に応じて安全計画を確認したりしておくとよいかもしれません。

また、職場、学校、病院、保育施設、語学学校などで一斉に音が鳴る可能性もあります。とくにパースで学習中の留学生やワーキングホリデーの人は、急に警報音が鳴っても慌てず、まずは「全国テスト」であることを確認することが大切です。もし周囲の人が驚いていたら、「今日はテスト予定があるらしい」と落ち着いて共有するだけでも助けになるでしょう。

現時点では単独ソースによる報道のため、対象機種の細かな条件や実際の表示内容には差が出る可能性があります。端末によっては受信しない場合や、表示の仕方が異なる場合も考えられます。

パース在住の日本人としては、当日の正午前後にスマートフォンが突然大きな音を出す可能性があることを覚えておくと安心です。会議中、接客中、運転前後、子どもの昼寝時間など、音が出ると困る場面がある人は、あらかじめ周囲へ一言伝えておくと混乱を減らせそうです。今回のテストをきっかけに、平時から州の緊急情報アプリや天気・火災情報の確認方法も合わせて見直しておくと、実際の災害時に役立ちます。

※全国警報テスト実施へは、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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