西オーストラリア州保健当局が、家庭で広まりやすい食品衛生の思い込みについて注意を呼びかけています。単独ソースの発表によると、いわゆる「5秒ルール」のように、落とした食べ物が短時間なら安全だと考えるのは適切ではないとされています。

今回の案内は、食中毒を防ぐために、日常の小さな判断を見直してほしいという内容です。食品が床や調理台などに触れた場合、見た目に汚れていなくても細菌が付着する可能性があります。接触時間だけで安全かどうかを判断するのではなく、清潔な環境で扱えていたかを重視する必要があるとみられます。

また、食品の安全では「におい」や「見た目」だけでは判断できない点も重要です。傷んだことが分かりやすい場合もありますが、食中毒の原因になる菌は、味やにおいの変化がなくても増えることがあります。特に、調理後の料理を長く室温に置く、冷蔵が必要な食品を買い物後に車内へ置きっぱなしにする、といった場面は注意が必要です。

パースでは夏場の暑さが厳しく、車内温度も短時間で上がりやすいため、日本より食品管理に気を配る場面があります。スーパーで冷蔵・冷凍食品を買うときは最後に回す、保冷バッグを使う、帰宅後は早めに冷蔵庫へ入れるといった基本動作が、日常の予防につながります。バーベキューや持ち寄りの食事が多い時期には、生肉とすぐ食べる食品を分けて扱うことも大切です。

家庭内では、手洗い、調理器具の洗浄、十分な加熱、適切な保存温度という基本が引き続き重要です。まな板や包丁を生肉用と野菜・調理済み食品用で分ける、再加熱する際は中心部までしっかり温める、残り物はできるだけ早く冷やすなど、特別な道具がなくてもできる対策は多くあります。

小さな子ども、高齢者、妊娠中の人、体調を崩しやすい人は、食中毒の影響を受けやすいとされています。家族やシェアハウスで暮らしている場合は、「少しくらい大丈夫」と自己判断せず、傷みやすい食品は早めに処分する意識も大切です。

今回の州保健当局の発表は、SNSや日常会話で広まりやすい“なんとなくの常識”を見直すきっかけになりそうです。パースでの暮らしでは、気温の高さや移動の長さを踏まえ、日本にいる時以上に食品の温度管理を意識すると安心です。これから暑い時期を迎える中、家庭でも外出先でも、基本的な食品衛生を改めて確認しておくとよさそうです。

※食の安全神話に注意は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。

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