南シナ海で米中緊張も、豪中が共同演習

    「航海の自由作戦」への参加要請なし―ビショップ外相  中国が南シナ海に建設している人工島から12カイリ以内に米海軍の艦艇が入り、米中の緊張が高まっている中で、オーストラリア海軍は艦艇を中国広東省湛江市に派遣し、11月5日から実弾発射を含む豪中共同軍事演習を行う。公共放送ABC(電子版)が報じた。  オーストラリア海軍が中国に派遣するのは、「HMASスチュアート」と「HMASアランタ」の2隻のフリ...

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    南シナ海安保、米国と連携−豪国防相

    作戦参加すれば豪中関係の悪化は必至  米海軍のイージス駆逐艦が27日、中国が領有権を主張する南シナ海の人工島から12カイリの「領海」に入ったことについて、オーストラリアのマリース・ペイン国防相は声明を発表した。現時点でオーストラリアは南シナ海での米国の作戦に関与していないものの、同相は「平和と安全の維持はオーストラリアにとって正当な国益であり、国際法と南シナ海での自由な貿易、(船舶の)航行、(航...

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    豪州は南シナ海に艦艇派遣を―元外相発言

     中国が南シナ海の環礁で人工島や滑走路の建設を進めている問題で、労働党政権で外相を務めたギャレス・エバンス氏(オーストラリア国立大名誉学長)は、オーストラリアが独自に艦船を派遣するべきだと主張した。公共放送ABC(電子版)が10月20日、伝えた。  エバンス氏はABCの番組で、中国が領有権を主張する環礁の12海里以内に艦艇を航行させる米軍の作戦を支持するとした上で、「オーストラリアも行うべきだ。...

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    南シナ海緊張で米豪と中国対立

    中国の環礁人工物構築めぐり  南シナ海はスプラトリー諸島(南沙諸島)をめぐって中国を初めとする数か国が領土権や領海権を争っているが、中国が同諸島の環礁に人工物を構築したことから、中国が領土権を既成事実化するのではないかとの疑いで領土権を主張している周辺国に加えて、周辺国を支援するアメリカ、オーストラリアなどが構築作業の中止を求めていた。10月13日には、アメリカとオーストラリアがボストンで2日間の...

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    「収容センターで子供の治療は無理」

    メルボルン小児病院医師らが抗議  10月11日、メルボルンのロイヤル小児病院(RCH)の医師らが、連邦政府に対して、「難民収容センターに収容されている子供を効果的に治療することは難しい」として、収容されている子供の解放を訴えた。  ABC放送(電子版)が伝えた。  病院の1000人近い医師、看護師、介護職員らが呼びかけに加わった。医師らはABC放送に予め録音した声明を送っており、その中で一般医療部...

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    連邦移民省、連邦警察に捜査を依頼

    犯罪捜査よりも内部告発者摘発  ナウル、PNGマヌス島の豪領外難民収容センターは、職員、警備員、住民、収容者による収容者に対する様々な凶悪事件が伝えられているが、いずれもオーストラリア国民には伝えられない状態が続いている。そのため、DV根絶運動を提唱し、2015年の国民に選ばれたロジー・バティさんが、「危険な収容センターを即時閉鎖しなければならない」と発言するまでになっている。10月5日付シドニー...

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    米中絶反対運動家空港で拘束される

    ビザ取り消しのままメルボルンに到着  アメリカの中絶反対運動家、トロイ・ニューマン氏がアメリカからメルボルン空港に到着した飛行機から降り、入国する前に国境警備局職員に拘束された。ニューマン氏はオーストラリア・ビザが取り消されていたが、そのまま、アメリカの空港を通り、飛行機に乗ったもの。  ABC放送(電子版)が伝えた。  これまでにニューマン氏は、「なぜ中絶手術をした医者が死刑にならないのか」など...

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    「難民政策で人権理事会入り困難も」

    トリッグズ人権擁護委員が政府批判  ジョン・ハワード元連邦首相時代から、人権、難民問題でオーストラリアは国際連合とは異なる立場を取ってきた。現在、国連安全保障理事会非常任理事国を務めているオーストラリアは、保守連合政府が国連人権理事会非常任理事国候補に名乗りを上げる意向を示しているが、オーストラリアのジリアン・トリッグズ人権擁護委員は、「オーストラリアは国際的な人権の基準に抵抗する傾向があり、国連...

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    豪政府、アサド政権容認に方向転換か

    シリア国内のイスラム国勢力に危機感  大勢のシリア難民がヨーロッパに移動しており、国際的危機が言われながらもシリア内戦は以前終息する気配がなく、バシャー・アルアサド政権、イスラム国、クルド人、その他の反政府諸雑派という勢力関係に加えてロシアがアサド政権に肩入れしており、一方、米英豪3国と中東数か国の「有志連合」はシリア国内のイスラム国を攻撃するが、国際問題を引き起こしかねないアサド政権は攻撃しない...

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    難民希望者、尿まみれの房に監禁

    ナウルで、「姉妹に会わせて」と頼んだ後  収容者に対する人権侵害問題が次々と明るみに出る豪領外難民収容センターでまた不祥事の疑いが持ち上がっている。ナウルで、「自殺未遂の姉妹(sister)に会わせて欲しい」と頼んだ男性収容者(20)が尿で汚れた房に監禁されたという事件が浮かび上がっている。  ABC放送(電子版)が伝えた。  イラン人難民希望者がナウル警察に虐待されたとして、国連人権機関に訴え出...

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