ロルフ・ハリス児童性虐待有罪判決

    1960年代国際ヒット曲の作者  1960年代、「Tie Me Kangaroo Down, Sport」というノベルティ・ソングが世界的にヒットした。その曲の作者、ロルフ・ハリスの児童性虐待容疑の裁判がイギリスで進んでいたが、裁判所がハリスに対して有罪判決を下した。そのため、イギリスとオーストラリアでは過去にハリスに贈った名誉称号や表彰などの取り消しが始まっている。  ハリスは長年テレビその他で...

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    連邦下院議長事務職員訴訟取り下げ

    自由党議員巻き込んだ政治陰謀事件  ピーター・スリッパー元連邦議会下院議長の職員ジェームズ・アシュビー氏がスリッパー議長を相手取って公金不正使用とセクシャル・ハラスメントで連邦裁に訴え、間もなく公金不正使用を取り下げた訴訟では、マル・ブラフ議員やクリストファー・パイン現教育相ら、他の議長職員1人、さらにはケビン・ラッド前連邦首相を陥れようとして失敗した財務省職員の電子メール偽造事件にかかわったルパ...

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    「保護ビザ発給数制限は無効」の判決

    モリソン移民相政策に高裁の裁き  現トニー・アボット連邦政権は、政策全分野にわたって一般国民や専門家の声を無視する一種貴族政権的なゴリ押し政治を行っているが、先日の「学校付き聖職者制度」違憲判決に続き、スコット・モリソン移民相の「保護ビザ発給数制限」措置を規定した法律に対して連邦高裁が「無効」判決を下した。この判決により、政府は新法を制定するか、現法律を停止するかしなければならない。  この判決は...

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    「学校付き聖職者制度は憲法違反」

    連邦高裁が連邦政府敗訴の判決  公立学校に宗教教育というのは敗戦後政教分離を徹底させられた戦後の日本人にピンと来ないことかも知れないが、政教分離を原則とする世俗国家オーストラリアでは公立学校付き聖職者制度というものがある。税金から費用が支払われる。トニー・アボット保守連合政権はオーストラリアの政教分離の理念をさらに後退させ、これまで聖職者と並行して公立学校が選べていた「カウンセラー制度」を廃止し、...

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    「焼きたてのパン」は虚偽広告の判断

    コールズ、連邦裁で有罪判決  復占スーパーマーケットの一つ、コールズは、「焼きたてのパン」と称して店頭で販売しているパンについて最高裁で「虚偽広告」の判断を下された。  2013年6月、全豪競争消費者委員会がコールズに対する調査を開始した。コールズは、店頭で販売しているパンやペストリーなどを「焼きたて」と称しており、消費者は商品が当日にコールズで焼いたものと考えるが、事実はアイルランドなど海外の生...

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    シドニーでバイキーズ一斉手入れ

    警官600人動員、10人逮捕  6月15日、NSW州警察は、シドニー首都圏南西部で非合法バイキー・ギャングの自宅、クラブハウス、バイキーズ関連事業所を一斉手入れした。  オペレーション・ユニオンと名付けられた3日間にわたるこの一斉手入れには警察官600人を動員し、メンバー関連の民家200戸の他、クラブハウス、事業所など50か所を家宅捜索し、10人を逮捕した。  また、銃器12挺、違法薬物、盗難品な...

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    豪記者にエジプト検事15年求刑

    「ムスリム同胞団に協力」の容疑  「アラブの春」と西側諸国から期待を持って呼ばれた北アフリカ、中東の反政府運動は遂に民主化とは遠い方向に進んでいる。エジプトも反ムバラク大統領運動は、運動のさなかから参加者の男達が取材の女性記者に対して強姦や性的嫌がらせをするなどの事件が続出、暗い影を投げかけていた。その後のムバラク裁判も不透明で民主化にはほど遠かった。一旦権力を掌握した軍政の下で「民主投票」が行わ...

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    ICAC、オベイドらを腐敗行為と判断

    サーキュラキーの喫茶店などのリース  シドニーのサーキュラキーの州所有地の商業物件貸借契約をめぐる不正行為を調査していた腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)は、NSW州の前労働党政権で大臣を務めていたエディ・オベイドとジョー・トリポディに腐敗行為があったと判断した。  エディ・オベイドは家族などが利権を持つ喫茶店の入る同物件の貸借契約を入札にかけず、更新するよう働きかけたとされていたい。また、オベイ...

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