南シナ海での中国の現状変更に「強く反対」
日本の岸田文雄外相と中谷元防衛相、オーストラリアのジュリー・ビショップ外相、マリース・ペイン国防相の4閣僚は22日、シドニーで第6回日豪外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を行った。パリでの同時多発テロを非難するとともに、南シナ海問題をめぐっては現状変更への強い反対を共有した。
会合後に公表された共同コミュニケによると、日豪は基本的価値と戦略的利益を共...
「航海の自由作戦」への参加要請なし―ビショップ外相
中国が南シナ海に建設している人工島から12カイリ以内に米海軍の艦艇が入り、米中の緊張が高まっている中で、オーストラリア海軍は艦艇を中国広東省湛江市に派遣し、11月5日から実弾発射を含む豪中共同軍事演習を行う。公共放送ABC(電子版)が報じた。
オーストラリア海軍が中国に派遣するのは、「HMASスチュアート」と「HMASアランタ」の2隻のフリ...
中国が南シナ海の環礁で人工島や滑走路の建設を進めている問題で、労働党政権で外相を務めたギャレス・エバンス氏(オーストラリア国立大名誉学長)は、オーストラリアが独自に艦船を派遣するべきだと主張した。公共放送ABC(電子版)が10月20日、伝えた。
エバンス氏はABCの番組で、中国が領有権を主張する環礁の12海里以内に艦艇を航行させる米軍の作戦を支持するとした上で、「オーストラリアも行うべきだ。...